はじめに
おへその近くがぷっくり腫れてかゆい。最初は蚊に刺されたと思っていたのに、どんどん広がっていく。しまいには、ぐるっと一周赤く腫れる。
そんな症状と、2年前から付き合っています。皮膚科で聞いてみたら、「機械性じんましん」というものでした。
この記事では、原因が分からず迷っていた時期から、下着や生活を見直して、今ではほとんど出なくなるまでの体験をまとめました。
- 締め付けたところがかゆくなる
- 夜中にかゆくて目が覚める
- 暑さのせい?虫刺され?と原因が分からない
そんな方の参考になればうれしいです。
私は医師ではありません。あくまで個人の体験です。気になる症状がある方は、皮膚科を受診してください。
機械性じんましんってなに?湿疹とはどう違う?
機械性じんましん(機械性蕁麻疹)は、こすったり締め付けたりした刺激で出るじんましんです。「皮膚描記症(ひふびょうきしょう)」と呼ばれることもあるそうです。
私も最初は、湿疹とじんましんの区別なんてつきませんでした。というか、考えたこともありませんでした。特に困ることがなければ、皆さんそんな感じだと思うので簡単にまとめてみました。
| じんましん | 湿疹 | |
|---|---|---|
| 見た目 | 蚊に刺されたようなぷっくりした盛り上がり | 赤み、ブツブツ、カサカサ、ジュクジュク |
| 続く時間 | 数十分〜1日以内に跡形もなく消える | 数日〜何週間も続く |
| 治った後 | 跡が残らない | 色が残ったり、ゴワついたりする |
参考:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 蕁麻疹(じんましん)」
(虫刺されとの違いは「Q2 虫さされとはどう違うのですか?」が分かりやすいです)
虫刺されみたいな腫れがかゆい!最初は暑さのせいだと思っていた
始まりは2年前の夏。35度を超えるような日が続いていた頃です。

蚊に刺されたようなぷっくりしたものが出てきて、最初は「あ、蚊だな」と思っていました。でも、なんか違う。みるみるうちに大きくなっていったんです。
最初はおへその横にポツっと。そのうちアンダーバストにも出てきて、ぐるっと一周膨らんでしまいました。ひどいときは胴体全体がかゆくて真っ赤に。
とりあえず虫刺され対策
虫刺されだと思ったので、まずはウナコーワを塗ってみました。でも、私の場合は変化なし。
かゆみは少し収まったような気がするけれど、腫れは広がってきてるし、やっぱりなんか違う。
別の日にはオロナインを塗ってみました。こちらはちょっとマシになった気がしたけれど、すぐには治りません。
冷やしたら引いてきた
初めて症状が出た日は、連日35度を超えるような日が続いていたので、「暑さのせいかもしれない」と思いました。保冷剤をタオルで巻いて、脇の下や足の付け根を冷やしてみると、だんだん引いてきたんです。
「やっぱり暑さが原因なんだ」と思いました。皮膚科なのか内科なのかも分からなかったし、暑さが原因なら冬になれば治るでしょ、と軽く考えていました。
冬になっても治らない。原因は「締め付け」?
ところが、冬になっても治りませんでした。寒い日でも、普通に出てくるんです。
暑さじゃないなら何だろう?と考えて、第二志望の「締め付け」を疑ってみることに。
試しに、かゆくなったところを緩めてみました。
ウエストを緩めると、ウエストは少し良くなる。でもアンダーバストはまだ締まっているので、そこはかゆいまま。ひどいときは靴下のゴムのところまでかゆくなります。

一度広がってしまうと、1か所だけ緩めても全然治まらないんです。とにかく、締めているところは全部緩めないといけない。
「これは締め付けが原因だ」と確信して、徹底的に緩めることにしました。すると、かなり良くなったんです。
皮膚科での診断は「機械性じんましん」
後日、別の皮膚炎で皮膚科にかかったときに聞いてみたら、「機械性じんましん」と言われました。
締め付け(着圧)がきっかけで出るもので、そういう体質の方が一定数いるとのこと。飲み薬もあるそうですが、効き方には個人差があるようです。
ちなみに、オロナインはじんましん用の薬ではないので、塗っても治るわけではありません。私がマシになったように感じたのは、多分プラシーボ効果(思い込みで効いた気がすること)なのでご注意を(笑)
対策:下着とストッキングを見直した
皮膚科で聞いたときは、ちょうどじんましんが出ていなかったので、薬はもらいませんでした。着圧が原因とわかったからには、締め付けの対策を開始することにしました。
ブラジャー → ブラトップに
まず医師からの指示は、ブラジャーからユニクロのブラトップ等のカップ付きキャミソールに変更すること。

でも、これは実は対策済みだったんです。ほかにも原因があるなあと思って考えたところ……。
ショーツ → シームレスに
寝ているときに困ったことが起きます。体の下になったお尻や骨盤のあたりに、ショーツの縫い目が当たるんです。自分の体重がのって圧力になり、夜中にかゆくて目が覚めるようになりました。
縫い目が怪しいと思いながらも、なんとなく面倒で放っておいたんです。
が、これはもう変えないと、おちおち寝ていられない。覚悟を決めて、ショーツを全部シームレスに買い替えました。こちらもユニクロでそろえました。

これは効果てきめん!夜中に目を覚ますことはなくなりました。今はぐっすり眠れています。
化繊が肌に合わない方向けに、綿やオーガニックコットンの下着は記事の後半で紹介しています。
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膝丈ストッキングは会社で下げる
もう大丈夫だろうと思ったら、次はストッキング。パンツの中に膝丈のストッキングをはくと、ゴムが膝の下を締め付けてかゆくなるんです。
仕事中ずっと同じところにゴムがあると、そこがきっかけで、ほかのところもかゆくなる。下着も対策したはずなのに、ストッキングが呼び水になって、また胴体全体がかゆくなったりするんです。
会社なので、着替えるわけにもいきません。そこで、会社に着いたらゴムを足首近くまで下ろすことにしました。
さすがに見た目がみっともないので、上からレッグウォーマーで隠す。なんなら膝掛けもかけちゃう。そして、帰るときにまた戻す、という生活をしていました。
今は会社を辞めたので、このひと手間はなくなりました。
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生活を変えるのは、地味にしんどい
結局、下着は全部買い替えました。今まで使っていたものは使えなくなり、予備で買っておいた新品は友達にあげました。

私は、変化は苦手だけれど「しょうがないな」と順応しようと思うタイプです。わりと場数も踏んできた方ですし、友人にも、私のことを変化が苦手なタイプだと思う人はいません。
それでも、今までの持ち物がガラッと変わるのは、気持ちを切り替えるのに少しエネルギーがいりました。
同じように悩んでいる方がいたら、「しんどいと感じるのは自分だけじゃない」と思ってもらえたらうれしいです。
化繊で肌荒れしやすい人は、自然素材という選択肢も
私はユニクロの下着で対策しましたが、ユニクロのブラトップやシームレスショーツは化繊(ポリエステルなど)が中心です。
人によっては、化繊が肌に合わずに荒れてしまうこともあるようですね。じんましんとは別に、湿疹のようなかぶれが出てしまう方もいるそうです。
そんな方には、コットンなど自然素材の下着という選択肢もあります。私自身は使っていないのですが、口コミを参考に選んでみました。よかったら見てみてください。
肌に合うか分からないうちは、手ごろな値段で試せるものが気がラクです。こちらは綿100%で、2着セットです。
長く使うものだから素材にこだわりたい、という方には、オーガニックコットンのものもあります。
こちらは同じシリーズのショーツです。
こちらも口コミが良かったので上げときました。
今はほとんど出なくなりました
締め付けをなくす生活を続けて、今では本当にたまに出る程度です。今年の夏は、ほとんど出ずに乗り切れました。
同じ症状で悩んでいる方は、まずは皮膚科で相談してみてください。そのうえで、毎日身につけるものを見直すと、ラクになるかもしれません。
じんましんと一緒に、息苦しさや、唇・まぶたの腫れが出たときは、すぐに病院を受診してください。

